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英国で『一生の仕事』に出会うことができた
転勤によってロンドンに赴任。これを小畠さんはチャンスととらえた。ただでさえ忙しい仕事の合間を縫って、以前から興味を抱いていたイメージやファッション産業の勉強を開始。London College of Fashionに通い、渡英3年後に当たる99年にイメージコンサルタントの資格を取得した。これが現地で仕事を継続するための後押しとなった。03年に会社を設立。
『今まで銀行での勤務だったので、まったく違う分野に飛び込んでいくことはものすごく勇気がいることでした。でも、一生したいと思う仕事に出会えたので迷いはありませんでした』
当初6ヶ月の予定だった英国暮らしは10年目を迎え、すでに永住権も取得した。この貪欲さと決断力が海外で働き続ける秘訣だろうか。

フランスの女性雑誌に取り上げられた小畠さん。顧客に似合うものを選んで買物に付き合ってくれるパーソナルショッパーという仕事をしている時のもの。
父親の仕事の関係で子供の頃10年間をロサンゼルスで過ごしたため、外国で働くことに抵抗はなかったという。
 
カラーコンサルタント養成コースの生徒さんたちを指導中のひとこま。肌の色、人種、考え方・・・ロンドンではあらゆる人々と接することができる。
小畠さんに聞くイギリス事情
①ビザをどうやって取得しましたか?
転勤→労働ビザ→永住権
大学卒業後、シティバンク、スイス・ユニオン銀行、富士銀行及びみずほコーポレート銀行に勤務。転勤する形でトレーニービザを取得し1996年より為替カスタマー・ディーラーとしてロンドンへ。労働ビザに切り替えたのちに永住権取得。現在に至る。
②海外で働いてわかったことは?
国籍や人種への先入観が消えた
ロンドンはコスモポリタンな都市なので、世界各国からのお客さまと接することになり、視野を広く持つことができるようになった。同時に、国籍や言葉が違っていても、人間の根本は同じであることを常に痛感させられ、誰に対しても親近感が持てるようになった。
③10年後、どこで何をしていますか?
ロンドン、日本を拠点に世界へ
もともと6ヶ月間の予定でロンドンに来た。でも、気がつけば10年。だから、先のことは自分でもわからない。希望を言うなら、ロンドンを拠点に日本をはじめグローバルにイメージコンサルティングの仕事を拡大していけたら良いですね。
④この国が日本より優れている点は?
ユーモアのセンスは見習うべき
日本は消費社会で、常に新しいものが手に入るけれど、この国はたとえ不便でも古いものを大切に、上手に使い続ける文化を持っている。それから『イギリス人のいたずらっぽいユーモアのセンス』は秀逸。きまじめな日本人にはなかなか真似ができない部分。
⑤今の日本に足りないものは?
もっとのんびりしましょうよ!
どんなに忙しくても『ゆとりの時間と空間を持つ』。これが日本人に一番足りないものだと思う。ただ、海外で働くことで『日本の良さ』『日本人の良さ』を大切にしようという気持ちが芽生えたことも事実。昔より、日本人であることを意識するようになった。
⑥上司や同僚との付き合い方は?
上司はフランクでつきあいやすい
銀行勤務時代の英国人上司の印象は『日本人の上司に比べると非常に気さく』。日本人の上司はいかにも上司然とした人が多いけれど、彼らはとてもフランク。女性であっても実力を評価してくれるので、やりがいを持つこができたという。
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